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新型インフルエンザ対策 CDCガイドラインは言う
Posted on Thursday, Oct 15, 2009 17:08
ロイターによると(14 Oct. 発),U.S. Centers for Disease Control and Prevention(CDC)が発行した新しい新型インフルエンザ対策ガイドラインでは,これまでの手順が変更され,マスクなどの防護品を使用して病院勤務者をH1N1から守るという方法は終わりをつげた。新しいガイドラインでは,出来る限り多くの病院スタッフに対してワクチン接種するとともに,インフルエンザ様症状の来院者に対して入室制御バーによる入室管理を行うことを要請している。
スタッフと患者をビールスから守る最良の方法は,ビールスを施設内に入れないことであるとCDCはアドバイスしている。たとえば,外来患者と,軽いインフルエンザ様症状を持っている患者(合併症のリスクがないケース)との接近を最小限にするため,インフルエンザを疑われる,または確定しているインフルエンザ患者の来院を,彼らが感染源にならなくなるまでは先送りするよう調整するなどの方法が提案されている。また,待合室へのパーティション設置,排気システムの強化も推奨されている。病院管理面では,スタッフへのワクチン接種,病状のあるスタッフの自宅待機,手指の消毒,インフルエンザ症状患者の待合室の他患者との分離を挙げる。(ところで,ある空調を生業とする友人の情報では,日本の病院施設(特に新しくない病院)における空調・空気の衛生管理はかなりひどいものであるらしい。最新の建物であればそうでもないらしいのだが,真面目にやるとかなりの設備,対策,費用をかける必要があるらしい。)
一方で,“インフルエンザの対策における,個々人の防護具あるいはPPE品による対策は終わったといわれる。その理由は,これらは正確な用法で一貫して使用されなければ十分に機能しないためである。CDCでは,汚染排出に十分な注意をはらうこと,技術的管理,病院の適切な維持・運営管理によって,PPEの必要性は低下する。これはN95マスクなどのレスピレータについてもである。また,近年の特に重要な懸念として,レスピレータの不足が多くの保健施設においてすでに発生していることを指摘している。
The Society for Healthcare Epidemiology of America(アメリカ健康管理・疫学会)では, “我々は,通常行われているハイリスクの処置(たとえば気管支鏡検査)のために必要な,しかし現時点でもすでに不足している医療品が,さらに少なくなってしまうというリスクの拡大に,医療関係者らを追いこみかねない状態にある。市民を守るための最良の科学的な解決策は,もはや,ワクチン接種以外にはない。”と述べている。
その一方,アメリカの看護師・医師・技師のうち,季節性インフルエンザの予防接種を受けたのは40%にとどまっているとのことである。
こんな中,今日,オフィスのそばの病院で,季節性インフルエンザの予防接種を受けてきた。
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