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東北地方太平洋沖地震被災者への支援金

 東北地方太平洋沖地震による被災者の方々への支援のため,国内だけでなく海外からも義援金がさまざまなかたち・組織を通じて寄せられている.この義援金は全額被災者へ支給される.これら義援金についてのコメントを目にした.日本財団会長の笹川氏のブログ(http://blog.canpan.info/sasakawa/archive/2960)によると,以下引用すると,

『多くの国民,企業,外国政府及び市民から集まってくる膨大なお金は,最終的に被災した県が設置する配分委員会に委ねられる.配分委員会は日本赤十字社,マスコミ,被災自治体,専門家等で構成され,「公平・平等」に被災県へ配分金額を決定する.配分金額の決定通知を得た被災県では被災者の程度に応じて「公平・平等」を原則に配分することとなる.』

という.しかし,この手続き・プロセスには相応の時間を要することは明白で,その間にも被災地は多くの支援を必要としていることが,ブログの中で指摘されている.

以前,北海道南西沖地震の災害復旧に従事していた際のことである.このときも全国から多くの義援金が集まったのであるが,その配分方法が決まり,実際に被災者の方々に届くまでには,ずいぶん月日がかかり,『どうなっているのだろうか』と被災者の中から不安が聞こえたことを思い出した.

今回の震災では,町の行政機能がそっくり喪失せざるを得ないところや,町としての空間すら存続できるかどうか分からないなど,地震災害および関連災害(放射性物質汚染など)は,未曾有である.自治体においては,しばらくは目前の対応で手いっぱい,とても義援金配分のすったもんだまで手は回らないだろう.

そこで日本財団は,被災者への支援活動に今,あるいは今後も活動し続けるであろうNPOやボランティアを支援する基金を設立し,基金によってその活動を経済的に支えることで,被災者の方々への支援が安定して展開されるよう活動しているとのことである.それが下記である.

日本財団ROADプロジェクト 『東北地方太平洋沖地震支援基金』
http://blog.canpan.info/nf-project/
http://canpan.info/open/news/0000006465/news_detail.html

うちの家族らは,被災者へ直接届く義援金を選択していたが,自分は,すぐに被災者支援活動につながる,この支援金に協力することにした.どのような団体に,支援金が拠出されるかについては,気になるところである.しかし,財団が責任を持って支援先の団体を選考しているとのことである(http://www.nippon-foundation.or.jp/org/news/2011040103.html).

いずれ増税がありそうだし,結果,災害支援になるのだからあわてて拠出しなくてもいいんだ,とおっとり構えていたのであるが,すぐに被災地支援になるのであれば,拠出する意義は大きいと考えた次第.

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