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WMO報告;2008年の温室効果ガス濃度
Posted on Tuesday, Nov 24, 2009 11:57
WMO GREENHOUSE GAS BULLETIN 2008
Main Greenhouse Gases Reach Highest Level Ever Since Pre-Industrial Time
国連の世界気象機関WMOは11月23日,GREENHOUSE GAS BULLETIN 2008を公表,2008年の主要温室効果ガス濃度の世界平均値が,産業革命以前からの史上で最大となったことをプレスリリースNo.868にて発表した。BULLETIN(http://www.wmo.int/pages/prog/arep/gaw/ghg/GHGbulletin.html)では,
WMOのGlobal Atmosphere Watch (GAW)による最新の観測・研究によると,2008年における二酸化炭素 (CO2),メタン (CH4) 及び亜酸化窒素 (N2O)の大気中濃度の年間世界平均値が,これまでの最大値(CO2; 385.2 ppm,CH4 ; 1797 ppb,N2O;321.8 ppb)に達したという。この値は産業革命以前(1750年以前)に比べ,順に38%,157%,19%高くなっている。この中で, CO2とN2Oの濃度は,近年の一定割合での増加傾向を継続したものとなっており,CH4濃度は2006年以降の増加率と同等レベルであった(1985-2005年の間は全般的に増加率が減少傾向にあったが,2006年に1990年レベルに増大した)。
NOAAの年間温暖化ガスインデックス(Annual Greenhouse Gas Index ,AGGI)では,1990年~2008年の間において,長寿命の温室効果ガスによる全放射強制力は26.2%増大したことを示している。また,ハロカーボン類による全放射強制力は,N2Oのほぼ2倍となっている。このうち,いくつかのハロカーボン濃度は,“オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書”に基づく施策によってゆっくりと減少しているものの,他のハロカーボン類は急速に増大を続けている。
と述べている。
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