Posted on Saturday, Apr 05, 2025 00:03
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Posted on Thursday, Dec 03, 2009 09:25
火曜日に,”漁村地域が危機的状況にあり,その再生を考える”シンポジウムに参加した.その話を書こうと思うのだが,関連する話を別のところで昨年書いていたので,まずはそちらから.
■限界集落道内570ヶ所,うち160ヶ所は消滅の可能性!!
『北海道では,総数6629集落のうち,65歳以上の高齢者が住民の半数を超える「限界集落」が計570か所あり,うち160か所は将来的に消滅する可能性が あることが,道の「過疎地域・高齢化集落状況調査」でわかった.10年後に限界集落化することが見込まれる55歳以上の住民が半数の集落も,計 1826か所に上っていた.北海道地域づくり支援局は,有識者で構成する懇話会で,過疎の解消に向けた提言をまとめ,道として抜本的な対策を講じる方針 という.(2008年5月28日読売新聞から)』
■限界集落とは:
一般的に65歳以上の高齢者が人口の半数を越えると,冠婚葬祭や田畑の仕事,災害時の相互扶助などが困難になる.長野大の大野晃教授が1990年に提唱。2006年の国土交通省などの調査では,全国で7878集落が該当したという. 火曜日のシンポはこの大野教授の基調講演”限界集落と地域再生”で始まった.大変聴き応えのある講演であった.
■限界集落によって生じる問題:
- 日本の現風景とも言える山村・漁村の風景、およびそこで継承されてきた風土・伝統文化の荒廃と喪失.
- 集落住民の生活機能の低下,自然減と域外流出で限界化は加速,最終的には集落社会の消滅.
- 山地・耕地の荒廃による河川流域環境の悪化,防災機能低下,海域の環境悪化.
- 一次産業生産機能の低下と,それに依存する都市部への経済的ダメージを誘引.
とまあ,暗い話ばかりになる.
さらにはもうひとつ,笑えない問題を指摘する資料をみつけた.農産漁村の一次産業と集落社会を対象とした最近の行政施策では,小地域単位 の合意形成を背景に,対象となる一次産業の支援をはかる取り組みが結構あるらしい.しかし,その受け手が疲弊し,とても小地域社会を維持できなくな りつつあるのだから,せっかくの施策は空振りとなってしまうわけである.
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