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事業仕分けイベントが終わって
Posted on Tuesday, Dec 15, 2009 15:05
事業仕分けイベントが見せたものは,“その事業分野の専門家ではないが,事業を執行して国全体の発展や福祉の向上に取り組もうという意識のある市民の目線において,審査を受け,理解を得られるものとなっていなければ,いかに重要な事業であっても,予算配分させませんよ“という政策メッセージに,結果としてはなってしまったのではないだろうか。こう書いたのは,これが,政府が意図したことであったとは限らないと思われるからである。
そしてこの潮流は,事業を計画する側への要求だけでなく,市民レベルにおいても,社会基盤整備などの政府・地方自治体の事業に対する積極的な関与を求めるという点で,市民にも要求を突きつけるものである。すなわち,政府予算枠のなかにおける公共事業・社会資本整備の割合が大きく減少している中で,地域の社会基盤整備をしっかり進めるためには,地域住民や地域の経済・産業界が,自分たちの将来像をしっかり見据えて,行政と政治に働き掛ける,というプロセスがより明示的になることを示唆するものである。社会基盤は整備してもらうのではなく,整備してほしいものや機能などを積極的に要請し,またそれが社会の総意であったり,社会の発展に大きく役立つことを,受益者サイドがきちんと説明することが重要になるだろう。
社会資本整備の場においては,10年程前からアカウンタビリティの重要性が議論,注目されてきた。それももちろん重要であるが,住民はどちらかというと受身の構図であった。そこでは,行政・事業者が住民や関係者に,事業の趣旨・目的,内容,方法などをよく説明し,また意見をフィードバックして,相互理解の上に適正で合理的な事業を進めるといった構造であったと思う。
しかし,本項前段で述べた潮流がより鮮明になると,事業を実施する地域の市民が,政府だけでなく,他の地域・市民に対して ,これこれの予算を投入して事業を行う必要性を明示するという視点でのアカウンタビリティにも意識する必要が出てくるのかもしれない。この一連の作業には,複数のレベルで多くのプレーヤーが関係し,説明・調整・合意形成を繰り返すことになり,ゴールへの道は結構長いものになりそうである。これらのプロセスをわかりやすく,システマチックに,手順よく,取り行うことが必要になるであろう。このようなコーディネートこそ,コンサルタントに求められる業務の一つとなるであろう。
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